文:Liam Tung(ZDNet Australia)
翻訳校正:湯木進悟
2008/04/10 08:03
Hewlett-Packard(HP)は、攻撃者が感染したシステムを制御可能にするマルウェアが含まれた、複数の「Proliant」サーバモデル向けの「USBフロッピードライブキー」を出荷してしまった。
256Kバイトおよび1GバイトモデルのUSBドライブに含まれたワームは、「W32.Fakerecy」と「W32.SillyFDC」であることが判明した。AusCERTによれば、ワームの増殖は、リムーバブルドライブやマッピングされたドライブに自身をコピーすることで被害を拡大し、Windows 98、Windows 95、Windows XP、Windows Me、Windows NT、Windows 2000が稼動するシステムに感染する。
HPのSoftware Security Response Teamは、USBドライブ内のワーム発見に関するAusCERTの警告に呼応して、一群の感染サーバの特定リストをAusCERTに提供した。
感染状況を確かめるために、HPは、最新のウイルス対策ソフトの入ったシステム上で、USBドライブを挿入してみることを勧めている。HPによると、最新のウイルス対策が施されたシステムは、今回の脅威から保護されているはずである。
インターネット上の脅威を監視しているSANS Internet Storm Centerの研究者John Bambenek氏は、感染したUSBドライブがProliantサーバのみに被害を及ぼすことに注目し、ターゲットを絞った攻撃の可能性も否定できないと述べた。
しかしながら、このワームの危険度は低いと思われる。McAfeeのAvertLabsで上級研究員を務めるNishad Herath氏は、ZDNet.com.auに対して「今回の脅威が、大規模な感染被害につながる可能性は低い。とはいえ、たとえ何もデータが入っていないドライブであったとしても、ベンダーから受け取るあらゆるメディアは、インストールしたり使用したりする前に、必ずウイルススキャンを行うことを強くお勧めする。今回のような間違いは、過去にも起きたものである」と語っている。
HPは、ワームに感染したUSBドライブによる影響を受ける顧客は、かなり少数にとどまる可能性が高いと主張している。
「HPは、(製品サービスの)クオリティに関わる問題を、すべて真剣に受け止めている。問題となっているUSBドライブキーは、オプションのフロッピーディスクドライブのインストールに用いられるため、USBフロッピードライブキーのキットのみが影響を受ける。この出荷台数は非常に少なく、ProLiantの顧客ベースでも、非常に小さな割合に過ぎない。根本的な原因究明が目指されており、必ずやこの問題の解決に至れると確信している。この問題に関して報告してきた顧客は、現時点では発見されていない」と、HPのスポークスパーソンはZDNet.com.auに話している。
HPは、USBキーによる被害を受けた顧客向けに、情報勧告のページを設けている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
グーグルの米国エネルギー問題解決策--22年計画「Clean Energy 2030」の内容
物理学をラップで--YouTubeで人気の大型加速器(LHC)動画が生まれるまで
Windows VistaにとってXPはライバルか?--マイクロソフト グローバルマーケティング担当Brad Brooks氏
「iPodを日本で一番売りたい」--ビックカメラ有楽町店に聞く新iPodの魅力
台頭するスーパーインフルエンサー--Universal McCann調査より
松下からパナソニックへ--第2の創業で3年ぶり安値から切り返すか
メディア化するポータルが瀕死の雑誌を飲み込もうとしている
ネットワーク型産業構造への衣替え?
iPhonista Nightの事後報告
iPhone2.2では、絵文字に対応?
すでに土砂降りのIT業界
長時間マウスを使うから(マウス選び)
CMSでのSEO対策効果を実験している
平成 14 年の、医療体制に関する意見募集を偶然発見
割賦販売制度の副産物
XPへのダウングレード権がさらに延長
ココが変わった、新型「ニンテンドーDSi」--「ニンテンドーDS Lite」と比較
フォトレポート:本体が分離するNTTドコモの「セパレートケータイ」の謎に迫る
話題のスマートフォン、写真で見るBlackBerry Bold
こんなものもありました--CEATECで見つけたオモシロ新技術たち
「iPhone 2.2」アップデートの概要が明らかに--App Storeのインターフェースなど変更
ケータイはまだまだ進化する--CEATECで見た未来の技術
こんなものもありました--CEATECで見つけたオモシロ新技術たち
ケータイはまだまだ進化する--CEATECで見た未来の技術
まるで「宇宙ケータイ」--太陽電池で発電する、au端末のコンセプトモデル
[レビュー]2011年画質を備えた高画質、多機能Blu-ray--ソニー「BDZ-X95」
今週の新製品総チェック:よりモバイルPCとして進化した「Let's note」が登場
今週の新製品総チェック:フルサイズCMOS搭載のキヤノン「EOS 5D Mark II」が登場
今週の新製品総チェック:第4世代iPod nano登場、ソニー「α」、松下「LUMIX」に新機種もメンバー限定サービスをご利用いただく場合、このページの上部からログイン、またはCNET_ID登録(無料)をしてください。