Microsoftは米国時間11月12日、「Internet Explorer」を使用してコントロールが組み込まれた一部のインタラクティブなウェブサイトを閲覧する場合に、今後は「アクティブ化のためにクリックする」動作が不要になると発表した。
MicrosoftがこれまでHTMLにコントロールが組み込まれたインタラクティブなウェブページを閲覧する場合に「アクティブ化のためにクリックする」仕様にしておいた理由は、特許権の侵害を回避するためだった。
現在ではMicrosoftはこの技術のライセンスをEolasから供与されており、今後はこのアクティブ化が自動的に起こるようになる。Eolasは長期にわたってMicrosoftと特許権を巡って争ってきたが、8月に和解に至った。
合意の結果、IEのユーザーはこの余計な動作をしなくても済むようになる。今回の変更は、12月初めにMicrosoftのダウンロードサイトから利用可能になるInternet Explorer Automatic Component Activation Previewパッチに反映される。その後、2008年4月にはIE用の累積的な更新プログラムがリリースされて、すべてのIEユーザーに提供されるようになる。
今回の更新はページの動作には影響を与えないし、開発者やデザイナーもページ作成の方法を一切変える必要はないと、Microsoft Internet Explorer担当シニアプロダクトマネージャーのPete LePage氏は声明で述べている。
ただし、WebOCやMSHTMLを使って「アクティブ化のためのクリック」を自動的に回避する方法を独自に利用してきたページ作成者は、若干の修正が必要になるかもしれない。詳細はIEのブログを参照していただきたい。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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