複数ブログは先週、Windowsの更新の自動インストールをオフにしたり、インストール前に確認するように設定していたユーザーのPCへ、勝手に更新が適用されてしまい、PCが再起動する現象が生じていることを伝えた。
これに対して、Microsoftは米国時間10月12日、自動更新のメカニズムに何ら変更は加えておらず、最新の更新によって、ユーザーの自動更新の設定が変更されることもないとの説明を、ホームページ上に掲載した。「Microsoft Office」または「Windows OneCare」には、PC上の自動更新を受け取る方法の設定を変更するメカニズムが採用されているため、実際のところは、この2つのプログラムの影響で設定が変更されたのではないかと、Microsoftでは考えている。
プログラムマネージャーのNate Clinton氏は「顧客から受け取ったログを解析した。現時点では自動更新の設定変更が、自動更新クライアントそのものによるのでも、自動更新によってインストールされた更新プログラムによるのでもないことが明らかになっている。別のアプリケーションが、セットアップ時にユーザーの同意を得て設定に変更を加えたのではないか、あるいは別の問題が関係しているのかを、現在調査中である。調査は現在も継続中であり、より詳しい情報が得られれば、こちらに最新情報を投稿する」と、Microsoftのホームページ上で説明した。
Microsoftは、さらに詳細な情報を把握するため、この問題を経験した人はだれでもカスタマーサポートへ連絡するようにと呼びかけている。
一方、Clinton氏は別の投稿で、Windows Updateの最新バージョンへ移行してから、マニュアル設定で更新をインストールしようとする時に、問題を抱えるユーザーがいることを認めた。
12日に明らかにされた複数の問題の以前にも、自動更新の設定状況に関わらずWindows Updateによりファイルが更新されてしまう状況が発見され、大きな問題となっていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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