Microsoftは米国時間9月11日、2007年9月のセキュリティ情報をリリースした。これに含まれる4件のアップデートのうち、1件は「緊急」、3件は「重要」レベルに分類されており、別に公開が予定されていた1件のパッチはリリースされなかった。Microsoftは公開直前に、Sharepoint Serverに適用されるパッチを9月のリリースに含めることを見送る決定を下した。緊急レベルのパッチは、「Windows 2000」上のMicrosoft Agentに適用され、重要レベルの各パッチは、「Windows Services for UNIX」、「Visual Studio」、「MSN Messenger」および「Windows Live Messenger」に適用される。
WindowsやOfficeソフトウェアに関するMicrosoftからのセキュリティパッチはすべて、「Microsoft Update」を介して、またはセキュリティ情報のページから入手することができる。
このセキュリティ情報には「Microsoft Agentの脆弱性により、リモートでコードが実行される(938827)」というタイトルが付けられている。Windows 2000 SP4ユーザーにのみ関係し、「Windows XP」および「Windows Vista」ユーザーには影響しない。「CVE-2007-3040」に詳述された脆弱性を修正する。攻撃を受けると、リモートでコードを実行される危険性がある。
このセキュリティ情報には「Crystal Reports for Visual Studioの脆弱性により、リモートでコードが実行される(941522)」というタイトルが付けられている。Visual Studio .NET 2002 Service Pack 1、Visual Studio .NET 2003、Visual Studio .NET 2003 Service Pack 1、Visual Studio 2005、Visual Studio 2005 Service Pack 1を使用するユーザーに関係し、「CVE-2007-6133」に詳述された脆弱性を修正する。攻撃を受けると、リモートでコードを実行される危険性がある。
このセキュリティ情報には「Windows Services for UNIXの脆弱性により、特権の昇格が起こる(939778)」というタイトルが付けられている。Windows 2000、Windows XP、Windows Server 2003でWindows Services for UNIXを使用するユーザーと、Windows Server 2003またはWindows VistaでSubsystem for UNIX-based Applicationsを使用するユーザーに関係し、「CVE-2007-3036」に詳述された脆弱性を修正する。攻撃を受けると、攻撃者により特権が昇格される危険性がある。
このセキュリティ情報には「MSN MessengerおよびWindows Live Messengerの脆弱性により、リモートでコードが実行される(942099)」というタイトルが付けられている。Windows 2000、Windows Server 2003、Windows XP、Windows Vistaで、MSN Messenger 6.2、MSN Messenger 7.0、MSN Messenger 7.5、Windows Live Messenger 8.0を使用するユーザーに関係し、Windows Live Messenger 8.1を使用するユーザーには影響しない。「CVE-2007-2931」に詳述された脆弱性を修正する。攻撃を受けると、リモートでコードを実行される危険性がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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