米McAfeeは6月26日、今年の初頭に発表した「2007年セキュリティ脅威トップ10の予測」を更新、公開した。
同社の研究機関であるMcAfee Avert Labsの研究によると、データを盗み出すフィッシングサイトなどの脅威は予測通りに拡大しているが、遠隔操作されるボットなどの問題は予想外の減少を示しているという。
年初の予測を実際の動きと比較するなかで、予測通りプロによる組織犯罪は引き続き増加し、インターネットで多くの犯罪活動が行われているが、携帯電話をターゲットにしたマルウェア、画像入りスパムが減少したことは予想外だったという。
更新されたトップ10予測では、パスワードを盗み出すウェブサイトの増加、画像入りスパムを中心とするスパムの増加、ウェブビデオがハッカーの標的になること、携帯電話に対する攻撃の増加、アドウェアが主流になること、個人情報の盗難やデータの紛失が引き続き社会的問題になること、ボットの増加、ファイル感染型マルウェアの復活、32ビットプラットフォームでのルートキットの増加、脆弱性が引き続き問題になることを挙げている。
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