カナダバンクーバー発--セキュリティカンファレンス「CanSecWest」で開かれる「Macをハック」するコンテストの賞が、前よりずっと豪華になった。
バグ発見の懸賞プログラム「Zero Day Initiative」を運営するTippingPointが、2台の「MacBook Pro」のうちの1台を乗っ取ったハッカーに対し、1万ドルを支払うと申し出ているのだ。標的となるコンピュータは無線アクセスポイントに接続してあり、Appleが米国時間4月19日に発表した、25個の脆弱性に対応するセキュリティアップデートも含め、パッチはすべて当ててある。
当初、成功したハッカーには標的のMacBook Proが贈られることになっていた。だが、イベントの出席者の間では、この見返りでは興味を引くには不十分だという不満の声も上がっていた。TippingPointの関係者はCanSecWestの会場で、1万ドルの賞金を獲得するには、まだパッチが当てられていない新たな脆弱性を攻撃する必要があると述べた。
CanSecWestの運営者は、標的となるMacBook Proにすべてのセキュリティアップデートを当てているが、セキュリティソフトウェアや設定の追加は行っていない。出席者はイーサネットかWi-Fiで、アクセスポイントを経由してマシンに接続できる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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