Microsoftは月例パッチのリリース予定日より1週間早い米国時間4月3日、Windowsのセキュリティアップデートを公開した。
Microsoftは、Windowsアニメーションカーソル処理の脆弱性を悪用した攻撃がすでに始まっていることから、月例パッチのリリース日を待たずに、修正パッチの公開に踏み切った。影響を受けるソフトウェアにはWindows Vistaも含まれる。アップデートには、そのほか6件のWindows脆弱性に対処するパッチも含まれている。
このたびのセキュリティ情報「MS07-017」で修正されたWindowsアニメーションカーソル処理の脆弱性は、「緊急」レベルに分類されている。
この脆弱性は、ユーザーが悪質なウェブサイトを訪問した場合、または特別に作成した電子メールメッセージを表示した場合に、リモートでコードが実行される恐れがあるというもの。
脆弱性の詳細が先週ネットで明らかにされると、攻撃者らはすぐにこれを悪用し始めた。セキュリティベンダーのWebsenseは、バグの悪用を試みるウェブサイトを100カ所以上と、これらの悪質なサイトへのリンクが張られたスパムメール活動を1種類発見している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」