米国時間12月12日にリリースされたMac版「Microsoft Office」のセキュリティアップデートは、間違って提供されたものだったとMicrosoftが発表した。同アップデートはまだテスト中で、Microsoftはユーザーにこれをアンインストールするよう推奨している。
Microsoftのセキュリティ部門関係者は米国時間12月13日、同社の「Security Response Center Blog」に、「人為的なミスにより、テストリリースプロセスを完全に終えていないパッチを、誤って公式ウェブサイトに掲載してしまった。われわれは、ミスに気づいた直後に対応策を採り、先にリリースしていたバイナリを公式サイトから削除した」と記している。
一方、Microsoftでセキュリティプログラム主任マネージャーを務めるMike Reavey氏は、誤って掲載されたアップデートと、最近発覚した「Word」の2件の脆弱性の間には関連性はないとブログの中で強調している。これら2件の脆弱性のうち1件は、OfficeのMac版に影響を与えるものである。Microsoftは現在も同脆弱性について調査中だという。
新たなパッチの再提供がいつ頃になるのかは、明らかにされていない。
Reavey氏のブログ記事には、「今回の問題に関する調査を終わらせ、新たなセキュリティアップデートの品質が当社のリリース基準を超えていることを確認できれば、影響を受ける全製品の最終的なセキュリティアップデートを、セキュリティ情報とともに発表する予定だ。こうしたミスが二度と起こらないようにする対策も練っている」と書かれていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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