エルネットとトリニティーセキュリティーシステムズ(T-SS)は6月30日、エルネットのオンラインファイル保管、受け渡しサービス「宅ふぁいる便」において、T-SSのファイル暗号化サービス「T-SS SecurityOnlineセキュアファイルサービス」の販売を開始した。
宅ふぁいる便は、無償のオンラインストレージサービス。1999年に提供を開始し、2006年5月末の時点で会員数は57万人となった。ファイル送信者および受信者と宅ふぁいる便用サーバ間の通信は、Secure Socket Layer(SSL)で保護しているが、保管中のファイル自体は暗号化していなかった。
T-SS SecurityOnlineセキュアファイルサービスはファイルを暗号化して保護するサービス。ファイルに対して、閲覧、編集、印刷など利用者ごとに異なる権限を付与できる。また、個人情報を含むファイルが流出した際の訴訟リスクに対応するため、「個人情報漏えい賠償保険」も付帯されている。
同サービスの税込み価格は、登録初期費用が3万1500円、月額料金が1万5750円(最大50ユーザー)。ユーザー追加料金は、月額3150円(10ユーザー単位)。1契約で最大100ユーザーまで利用可能とする。T-SSでは、同サービスで2007年3月期中に250件の契約獲得と売上高2300万円を目指す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」