ドリーム・トレイン・インターネット(DTI、肥田木 誠社長)は、インターネット接続サービス「DTI」で、携帯電話へのメール送信制限と送信ドメイン認証の2つの迷惑メール送信防止対策を2月21日から実施すると発表した。
携帯電話へのメール送信制限は、「Outbound Port 25 Blocking」という手法を用いて、NTT東日本・西日本の提供するフレッツサービスを利用した接続回線から、携帯電話事業者(NTTドコモグループ、KDDI、沖縄セルラー、ボーダフォン)のメールサーバーに対して迷惑メールの送信を制限する。「Outbound Port 25 Blocking」は、意図的に送られる迷惑メールに加え、ウイルス感染などが原因のユーザーが意図しない迷惑メール送信に対しても効果を発揮する。
送信ドメイン認証は、送信元(エンベロープFrom)のメールアドレスで利用されるドメイン名が詐称か否かを受信側で判定できる仕組み「Sender Policy Framework(SPF)」を用いて実施する。これにより、迷惑メールの送信者を詐称する「なりすましメール」を識別できるようになる。
なお、携帯電話へのメール送信制限は、法人向けサービス「DTI-Magic」で提供中の固定IPアドレスを利用した接続サービスについては適用範囲外とする。同様に、送信ドメイン認証は、「DTI-Magic」で独自ドメインでサービスを利用している場合は、適用範囲外となる。
同社では、今後フレッツサービス以外の接続回線や、携帯電話向けに限らず、携帯電話へのメール送信制限の拡大を検討するとともに、SPFを用いた迷惑メールフィルター導入なども検討を進める予定。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス