Adobe Systemsは米国時間2月2日、同社の人気グラフィックデザインソフトウェアにセキュリティ脆弱性が存在することを明らかにした。この脆弱性が悪用されると、特定のプログラムファイルが、権限を持たないユーザーによって書き換えられてしまう恐れがあるという。脆弱性は「Adobe Creative Suite 2」「Adobe Photoshop CS2」「Adobe Illustrator CS2」のWindows版およびMac版に存在し、これらの製品が複数ユーザー間で共有されている場合に影響があるという。
「悪意をもつユーザーは、この脆弱性を利用して、プログラムファイルを悪質なコードと入れ替えることができてしまう。そして、管理権限を手に入れたユーザーは、重要なデータの参照や上書きが可能になるほか、破壊することさえできてしまう」とAdobeは述べる。同社ではこの問題の深刻度を「important(重大)」と位置付け、脆弱性を修正するためのアップデートを公開している。同社では、共有のシステム上で先の製品を利用している顧客に、アップデートファイルの適用を呼びかけている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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