AT&Tは米国時間14日、24時間体制でインターネットセキュリティをウェブキャストで報じるプログラム「Internet Security News Network(ISNN)」を発表した。これは、企業顧客に対し、セキュリティ上の警告やニュースを提供するサービスである。
ISNNでは、1日2回セキュリティニュースを更新し、セキュリティ専門家へのインタビューなどを配信する。AT&Tでは、同社が2004年に提供開始したサブスクリプション形式のセキュリティ管理サービス「Internet Protect」を強化することも狙っている。
AT&Tの広報担当Janet Wylesによると、ISNNはInternet Protectの顧客のみに提供されるサービスだという。Internet Protectユーザーは、無料でISNNを利用できる。
セキュリティビデオネットワークは1日24時間体制で運営されており、攻撃があった場合は、ユーザーのデスクトップに緊急事態を知らせるニュースを生中継で報じる。このほか、セキュリティ専門家やアナリストへのインタビューも行う。
AT&T最高セキュリティ責任者Ed Amorosoは「AT&TのISNNは、ユーザーが潜在的脅威を認識し、より効果的な保護対策をとれるよう支援する」ものであると声明のなかで述べている。
Internet Protectは、セキュリティ警告の通知やモニタリング、ファイアウォール、認証トークン、不正侵入検出/予防技術などで構成されるマネージドセキュリティサービスだ。
SymantecやMcAfee、Checkpoint Software Technologies、VeriSignなどのベンダーもAT&Tと同様のサービスを提供している。これらのサービスを利用する企業は、セキュリティベンダーから、攻撃が検出されたことや、その対処策が記された警告を電子メールで受け取っている。
Wylesは、AT&TのISNNについて、攻撃に対応するためのツールの1つと位置づけられると述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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