サンフランシスコ発--MicrosoftやOracleの例に倣い、Adobe Systemsも自社製品のセキュリティアップデートを定期的に、あらかじめ決められた日にリリースする計画だ。
Adobeのセキュリティソフトエンジニアリング担当マネージャAdrian Ludwigは、当地で開催された記者会見の席上で、同社が、セキュリティパッチを毎月決まった日に提供する計画であることを明らかにした。この月例パッチ制度は、2006年末までに導入されるという。
MicrosoftやOracleのように、定期的にパッチをリリースすることで、ユーザーは計画的にシステムのアップデートを計画できるようになる。「驚かされるのは嫌だという声がユーザーから寄せられている」とLudwigは説明する。
Adobeの製品は広く普及している。特にAdobe ReaderとMacromedia Flash Playerはインターネットに接続するほとんどのPCにインストールされているとLudwigは言う。なおAdobeは先週、Macromediaの買収を完了している。
Microsoftは毎月第2火曜日に、Oracleは四半期ごとにパッチをリリースしている。
Adobeでは、月例パッチのリリース日がまだ決まっていないとLudwigは述べる。また同氏は、指定日にパッチをリリースする場合は、Microsoftのように事前告知をする計画だと言う。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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