金融庁は7月22日、個人情報保護法の施行に伴って銀行や証券会社、保険会社など全国の金融機関に対して実施した「個人情報管理体制の一斉点検」についての結果を発表した。
この一斉点検は、各金融機関において2005年4月1日時点で管理している個人の顧客情報について、漏洩などが生じていないかを点検、監査し、6月末までに当局に報告するように金融庁が要請したものだ。
その結果、一斉点検を実施した1069の金融機関のうち、26.8%にあたる287機関から紛失などが発覚した。紛失した個人情報の件数は合計で約678万件にのぼっているが、不正利用などにつながり、顧客に被害が発生した、またはその可能性が高いと報告されたものはなかった。また、紛失などが発覚した287機関のうち、すべての金融機関が顧客への対応あるいは再発防止のための内部態勢の整備などを講じた、または講じる予定だとしている。
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