Apple Computerは米国時間21日、 Mac OS Xに見つかった10件近くの欠陥を修正するパッチをリリースした。このなかには、Safariブラウザのユーザーをフィッシングから守るスクリプトも含まれている。
このアップデートの対象となるのは、Mac OS X 10.3.8およびMac OS X Server 10.3.8。そのうち、Safariブラウザの問題については、国際化ドメイン名(IDN)を悪用したフィッシング詐欺が可能になるというもので、MozillaおよびFirefox、OperaなどIDNをサポートするすべてのブラウザで危険性が指摘されていた。Mozilla FoundationとOpera Softwareはすでにこの問題に対処するパッチを公開している。一方、MicrosoftのInternet Explorer(IE)はIDNをサポートしていないため、IDNを使えるようにするためのプラグインを利用していない限り、この問題の影響は受けない。
そのほか、AFPサーバとファイル共有用のSambaや、 Cyrus IMAP、Mailman、SquirrelMail、Cyrusメールソフトに見つかった複数の問題にも対処した。
これらのパッチはAppleのウェブサイトか同社のSoftware Updateツール経由で更新できる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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