脆弱性の修正パッチを適用していないMicrosoft Windows Internet Naming Service(WINS) サーバが、攻撃の脅威にさらされている。
SANS Internet Storm Centerは米国時間5日、WINSサービスが利用しているネットワークポートを探す動きがここ数日間で急増していることが分かったと警告した。SANSは、この動きについて、何者かがWINSの脆弱性を悪用しようとしている証拠だと見ている。
「社内あるいは学内に設置されたWINSサーバにまだパッチを適用していない場合は、注意する必要がある。今からシステムにパッチを適用するのでは遅すぎる」とSANSは述べる。
Research and Education Networking Information Sharing and Analysis Center(REN-ISAC)によると、この動きは米国時間12月30日から増加し始めたが、1月1日になってさらに急増したという。
WINSは、Windows NT Server 4.0、Windows 2000 Server、Windows Server 2003などの複数のMicrosoftサーバ製品に組み込まれている機能で、ネットワーク接続された特定のコンピュータのIPアドレスを識別するために利用される。
この脆弱性は、セキュリティソフトウェアメーカーのImmunityによって昨年11月に明らかにされた。Microsoftはその後、WINSサービスを実行するサーバがリモートから攻撃される可能性があることを認めている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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