マイクロソフト(マイケル・ローディング社長)は1月5日、中小規模事業所の個人情報漏えい対策に関する啓発活動で、AIU保険会社(横山隆美代表)と協業すると発表した。
今回の協業は、04年に発表した中小規模事業所向けIT支援施策「全国IT推進計画」の強化施策の具体的な取り組みの一環。ITと保険の両観点から個人情報漏えい対策の啓発活動を展開し、個人情報漏えいリスクに対する理解と対策の促進を目指す。
両社は、まず、全国7都市で1月17日から6月30日までの期間、中小規模事業所向けのIT活用セミナー「IT実践塾」で、個人情報漏えい対策無償セミナーを実施する計画。セミナーでは、(1)基礎的な個人情報保護に対する考え方、(2)プライバシーマーク取得に関する情報、(3)個人情報漏えいリスク診断やITを活用した個人情報保護の方法、(4)個人情報保護対策に向けた保険─―などに関する説明を行う。
具体的には、マイクロソフトが04年から展開しているWindows XP SP2によるセキュリティ対策に引き続き、個人情報漏えい対策を展開することで、さらなる啓発活動の強化を図る。
一方、AIUは、組織/技術/個人/物理的安全管理措置/委託先の指導監督/危機管理などの観点から、中小規模事業所に求められる情報漏えい対策の状況への「リスク診断サービス」を提供する。このサービスは、企業のほか病院、学校など個人情報を管理している機関を対象に無償で提供しているもの。現状での情報漏えいのリスクを洗い出し、過去の類似事例などを元に具体的に起こりうる事態などを指摘することで、改善すべきポイントを明確に提示する。
「リスク診断サービス」を受けた「IT実践塾」の参加者は、AIUの「個人情報漏えい保険」への加入を申し込むこともできる。
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