Googleの検索エンジンを利用しながらオンライン掲示板の間で感染を広げるSantyワームの動きを食い止めて欲しいという、ウイルス対策企業からの要請にGoogleが応じた。
Santyワームは、Googleで検索を行ってPHP Bulletin Board(phpBB)の脆弱なバージョンを使っているサイトを探し出し、これに感染しているもの。ウイルス対策企業の話では、米国時間21日夕刻時点で既に4万近いサイトが同ワームに感染していたという。
Googleの広報担当は22日、ZDNet Australiaに対し、SantyワームはGoogleユーザーに悪影響を及ぼすものではないが、同社ではその感染を食い止めるために対策を講じ始めていると述べた。
「われわれは、phpBBを利用するサードパーティのウェブサーバに脆弱性があり、それをこのワームが悪用していることを認識している。このワームはGoogleユーザーに悪影響を及ぼすものではないが、われわれは同ワームの生成するクエリをブロックして、これを駆逐する」(Google広報担当)
ウイルス対策企業のF-Secureでは、同ワームがよく知られた方法で感染を広げていることから、Googleにとってこれを食い止めるのは「簡単なこと」だと述べていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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