大塚商会は、データの保護およびバックアップを効率化するバックアップセキュリティソリューション5シリーズを発表した。個人情報をはじめとする重要データの保護、データの確実なバックアップを目的とした各製品は、9月17日から順次発売される。
機密情報や個人情報などの重要なデータをコンピュータで扱うことは一般化したが、その取り扱いについては問題を抱えている企業が多い。ハードディスクの基本的な容量が肥大化したことによるバックアップの煩雑化やバックアップ装置のコスト高、管理作業の負担などを理由に、データの定期的なバックアップを行っていない企業は少なくない。
そういった運用状況の中で、万が一データが消失した場合の業務遅延、信用喪失といったリスクを軽減すべく、大塚商会は5つの運用パターンを想定し、比較的安価に利用できるバックアップセキュリティソリューションを発表した。個別対応するソリューションではなくパッケージ化することで、運用パターンや検証したパフォーマンスデータを限定し、導入時の目安とする。個々のケースにおける事前検証が不要になるため、コストを抑えられるのが特徴だ。
9月17日に販売が開始されるのは、バックアップの効率化を目的とする「NASパック」と、2台のNASを利用したデータ複製ソリューション「ファイルサーバ業務継続パック」。これに続いて、10月上旬にはスナップショットの利用で長時間のバックアプ負荷を軽減する「1TBファイルサーバパック」と、ネットワーク上に仮想ストレージを用意することで個々のサーババックアップを統合する「仮想ディスクパック」を発売予定。さらに11月中旬には、クライアントPC上のデータを定期的にバックアップする「クライアントデータパック」が続く予定だ。
発売予定となっているものに関しては、現在バックアップパフォーマンスの検証中であり、検証終了次第発売となっている。
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