NECシステムテクノロジーは6月28日、インスタントメッセージ(IM)管理ソフトウェアIM AuditorおよびRTGuardianの販売を7月に開始すると発表した。両ソフトウェアは米FaceTime Communicationsの製品で、IMを介した情報漏えいやウイルス感染の危険性を減らせるという。
一般的にIMは、社外にあるインターネットプロバイダのサーバを経由して通信を行うため、盗聴されるおそれがある。IM AuditorはMSN MessengerやYahoo!メッセンジャー、IBM Lotus Instant Messaging and Web Conferencing(Sametime)、ICQなど対象とするIMのメッセージを中継し、社外サーバを経由しないよう制御するので、盗聴を防止できる。IMクライアントのファイル交換機能を遮断することも可能で、情報漏えいリスクの低減にもつながる。
また、IMでやり取りされるメッセージや操作の記録を保存するとともに、特定の言葉や文章を含むメッセージについては遮断や警告発信が行える。その結果、「業務目的以外での使用を抑制し、生産性の低下や回線の不要な消費を減らせる」(NECシステムテクノロジー)。
一方RTGuardianは、各種セキュリティ機能を提供してIM Auditorを補完する製品。IM Auditor経由以外のIM通信の阻止、通信範囲の限定、各種PtoPプロトコルの監視といった機能を持つ。
両製品の税込み価格は、IM Auditorが209万円から、RTGuardianが106万円から。
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