スタンフォード大学は、同大学や他の学術研究機関の高速ネットワークに接続する、LinuxやSolarisを搭載した数多くのマシンが、何者かの手でハッキングされていたとする勧告を発表した。
米国時間6日にスタンフォード大学のInformation Technology Systems and Services(ITSS)グループが発表した勧告によると、同グループは現在この攻撃について調査を続けているが、最も新しいところでは4月3日に不正侵入が行われた明らかな形跡があるという。
「スタンフォード大学や数多くの研究機関、さらに全米各地にあるハイパフォーマンスコンピューティングセンターを狙った、LinuxおよびSolaris搭載マシンへの高度な攻撃があった。犯人は学術利用を目的とする高性能なコンピューティング環境を意図的に狙っており、無差別に攻撃を仕掛けているわけではなさそうだ」(同勧告)
スタンフォード大学のセキュリティチームはコメントを控えている。また同大学の最高情報セキュリティ責任者(CISO)にも連絡はつかず、コメントを得られなかった。
この勧告には、4月3日の攻撃が一例として記載されているだけで、最初の攻撃がいつだったのかは分からない。攻撃者は、まず一般的なパスワードクラッキングツールを使って一台のマシンにログインし、その先はソフトウェアの脆弱性を突いてネットワークの奥深くまで侵入したという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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