全米レコード協会(RIAA)は引き続き違法コピーの取り締まりを進めているが、同協会のウェブサイトが攻撃を受けてしまったようだ。
インターネットパフォーマンス測定会社、Netcraftのデータによると、RIAAのサイトはほぼ5日間にわたってアクセス不能になっているという。このサービス停止について、Netcraftは、MyDoom大量メール送信ウイルスの亜種によって引き起こされたものだと考えている。
「RIAAサイトは2002年7月に4日間停止したが、このときはDDoS(分散サービス拒否)攻撃が原因だった。今回のサービス停止は、そのときよりも期間が長い」とNetcraftは米国時間22日、同社ウェブサイトにコメントを掲示した
問題のMyDoomの亜種は、ユーザーが電子メールの添付ファイルをクリックするとWindowsコンピュータに感染するもので、今年2月に広まり始めた。このワームに感染したマシンの数は分かっていない。このウイルスは3月17日から3月22日までの間、感染したパソコンからMicrosoftとRIAAのサイトを攻撃するよう設定されていた。
RIAAは今回のサービス停止について、サイトは現在アクセス不能であることを認めた他は、コメントを控えており、またいつからサービス停止になっているのかについても明らかにしなかった。
なお、Microsoftのウェブサイトは現在もアクセス可能だ。Microsoftからのコメントはすぐに得られなかった。
MyDoomウイルスのこれまでのバージョンは、McrosoftやSCO Groupの各ウェブサイトに大量のデータを送りつけ、SCOのサイトをダウンさせるのに成功した。
この攻撃は23日には沈静化する見込みで、RIAAのウェブサイトにも再びアクセスできるようになると見られている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。
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