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「技術力と性能差で勝負」--ジャストシステム、セキュリティソフト市場への参入を発表
ジャストシステムは10月3日、セキュリティソフトウェアを開発するKaspersky Labs Internationalと提携し、同社パッケージ製品の新バージョン「Kaspersky Anti-Virus 6.0」および「Kaspersky Internet Security 6.0」の日本語版を販売すると発表した。発売日はいずれも11月17日。
Kaspersky Labsはロシアに本部を置き、ワールドワイドでコンピュータセキュリティ関連の技術、製品開発を行う企業。日本法人も2004年に設立されている。ジャストシステムでは、同社のコンシューマー向けパッケージ製品に関する日本での独占販売権を取得し、今後、製品の企画、開発、日本語化協力、ユーザーサポートなどを提供していく。これまで同製品のパッケージ販売を行っていたライフボートは、ジャストシステムに対するアドバイザーおよび販売代理店として、協力関係を継続するという。
Kaspersky Anti-Virus 6.0では、ファイルやメール、ブラウザに対するコンピュータウイルスの検知、削除機能を提供する。一方の、Kaspersky Internet Security 6.0はAnti-Virusの全機能に加え、アンチハッカー(パーソナルファイアウォール)、アンチスパイウェア、アンチスパムの各機能を提供する統合セキュリティソフトウェアとなっている。
新バージョンでは、新たに「プロアクティブディフェンス」と呼ばれる技術が加わった。これは、アプリケーションの活動を監視、解析し、悪意の疑われるソフトウェアを判別するもの。システム内部に深く入り込むルートキットの検知と削除が可能なほか、プログラムやレジストリの改ざんの監視、ワームに対する防御、マルウェアによって改変されたシステムのロールバックといった機能を提供する。
パターン定義ファイルの更新頻度は、約1時間に1回のペースで頻繁に行われ、Antinnyをはじめとする日本特有の脅威に対する対応も「ほぼ最速」で行われた実績があるという。
「Kaspersky Internet Security 6.0」では、アンチウイルスに加え、アンチスパイウェア、パーソナルファイアウォール、アンチスパムといったセキュリティに関する総合的な機能を提供する。
ロシアの第三者機関によるテストでは、ウイルスの検知率が99.6%、新種ウイルスへの平均対応速度が1時間26分と、いずれも他社のセキュリティソフトを凌駕する性能を誇っている。Kaspersky Labsの創設者で、同社アンチウイルス研究所の所長を務めるEugene Kaspersky氏は、「悪質なソフトウェアの手口は巧妙化し、日進月歩で新たなものが登場している。われわれは、それに対抗するための技術開発に力を注いでいる」とし、同社製品の技術力とソフトウェア性能の高さ、ならびにメディアでの評価の高さをアピールした。
Kaspersky Anti-Virus 6.0およびInternet Security 6.0には、通常版と特別優待版が用意される。特別優待版の対象ユーザーは、他社のセキュリティ対策ソフトユーザー、プロバイダーのセキュリティ対策サービスの利用者およびジャストシステム製品ユーザーとなっている。
価格は、Anti-Virus 6.0の通常版パッケージが8800円、ダウンロード版が6400円。特別優待版パッケージが5800円より、特別優待ダウンロード版が4200円より。Internet Security 6.0の通常版パッケージは1万2800円、ダウンロード版が8900円。特別優待版パッケージが8000円より、特別優待ダウンロード版が5500円より。1年間の更新キーは、Anti-Virusが2900円、Internet Securityが3900円(以上、いずれも税別)。
ジャストシステム、代表取締役社長の浮川和宣氏は、「インターネットとPCの使い方が重要になるほど、セキュリティに関する危惧も高まっている」とし、Kaspersky Labsのセキュリティに関する高い技術力と、頻繁な定義ファイルの更新による品質の高さなどが、同社製品の販売を決定した要因であると説明した。
なお、ジャストシステムでは本日よりKaspersky製品に関する情報ポータルサイトをオープン。初年度で25万本、約15億円の売上を目指すとしている。
Kaspersky Labs Internationalの創設者であるEugene Kaspersky氏(左)と、ジャストシステム、代表取締役社長の浮川和宣氏。
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