Googleは、「Google AdSense」を導入する顧客との広告収入の分配方法をついに明らかにした。顧客は、AdSenseを利用して自身のサイトにGoogleの広告を掲載することができる。
AdSenseの顧客とは、「Ads by Google」広告を自身のページに掲載するパブリッシャーや、自身のサイトでGoogleのカスタム検索ボックスを使用して、検索に関連する広告を表示するパブリッシャーである。Googleがそれらの広告販売によって得る収益から、前者のコンテンツ向けAdSenseの顧客は68%、後者の検索向けAdSenseの顧客は51%を受け取る、とGoogleは米国時間5月24日のブログ投稿で初めて明かした。
大手のパブリッシャーはこうした収益分配率についてGoogleと個別に条件を交渉しているが、AdSense広告で収入を補完している膨大の数の小規模パブリッシャーおよび企業は、Googleの収益分配方法についてこれまで正確な情報を把握していなかった。そして、パブリッシングコミュニティーの多くの人がそれに不満を感じていた。
「Googleでは、今回の発表で透明性を高めることにより、Googleとのビジネスにおけるパートナーシップについての皆様の理解が一層深まるお手伝いができればと考えております。Googleは、この収益の分配率が競争優位なものであると信じています。そして、AdSenseのサイトに広告を表示させるために広告主様間で行われる競争により、表示回数一つ一つにおいて、皆様が収益を最大限に受け取っていただけるような仕組みとなっている、と信じています」とGoogleはブログ投稿で述べた。
Googleは、モバイルアプリケーション、フィード、ゲーム向けAdSenseを利用しているパブリッシャーとの収益分配率については明らかにせず、今はまだそうした種類の広告の提供に必要な費用を研究している段階だと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス