Microsoftは米国時間5月19日、「Windows」ユーザーが自分でソフトウェアをインストールする限り、オープンソースでロイヤリティフリーの「WebM」テクノロジを「サポート」すると述べ、ウェブ動画を全面的に見直すGoogleの新たな取り組みを控えめに支持した。
Googleは19日、Google I/OカンファレンスでWebMプロジェクトをローンチし、同社の「VP8」動画エンコーディングテクノロジに関してMozillaとOperaからの支持を得た。Microsoftはこの件に関して、以下の声明を発表した。
「動画とHTML5に関して言えば、われわれみんなが関与している。『Internet Explorer 9(IE9)』はHTML5の対応において、H.264動画の再生をサポートし、ユーザーがVP8コーデックをWindowsにインストールした場合は、VP8動画の再生もサポートする予定だ」とIE担当のゼネラルマネージャーであるDean Hachamovitch氏は述べた。
これは熱烈な支持を表す文言ではないが、MicrosoftがWebMより前の代替テクノロジだった「Ogg Theora」に関して述べたことに比べると、はるかに好意的である。Microsoftはこれまでと同じ問題提起も繰り返し行った。つまり、動画のエンコーディングおよびデコーディングテクノロジ(「コーデック」)の使用には知的財産の特許侵害リスクが伴う、という問題だ。
「われわれは、IE9ユーザーが広く使用されている全てのフォーマットで、あらゆる種類のコンテンツを安全に見られるようするため、積極的に取り組んでいる。それと同時に、Windowsの顧客と開発者、サイト所有者はIE9の使用に関して、彼らは知的財産の権利問題から保護されているという保証を望んでいる」とHachamovitchは述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス