モジラの「Plugin Check」ページ、他社主要ブラウザにも対応

文:Lance Whitney(Special to CNET News) 翻訳校正:緒方亮、福岡洋一2010年05月14日 12時20分

 Mozillaは「Firefox」ユーザーが最新版のプラグインを使っているかどうかがわかるようにプラグインをチェックするページを用意している。そして今回、ほかの主要なブラウザについても、このページでプラグインを確認できるようになった。

 Mozillaの「Plugin Check」ページでは、Firefoxのバージョン3.6以降に加え、Microsoftの「Internet Explorer 7」(IE 7)と「Internet Explorer 8」(IE 8)、「Google Chrome 4」「Opera 10.5」およびAppleの「Safari 4」に対応している。これらすべてのブラウザでプラグインをチェックできるが、IE 7とIE 8については各プラグインのためにコードを書く必要があり、Microsoftのブラウザの完全サポートにはまだ少し時間がかかると、Mozillaは公式ブログで述べている。

 Plugin Checkページでは、ブラウザに現在インストールされているプラグインをすべてチェックし、状態を知らせてくれる。プラグインが最新バージョンなら、親指を立てたマークが表示される。そうでなければ、アップデートのためのリンクが表示され、最新版をダウンロードできるプラグインベンダーのページに案内される。

 ときとしてプラグインは、ウェブブラウザの安定性とセキュリティの問題を引き起こすと非難される。そうしたリスクを減らすために、Mozillaはプラグインを確認するページを作った。2009年10月に公開して以来、Plugin Checkページは成果をあげてきたとMozillaは考えている。現在ではPlugin Check利用者の60%以上がAdobeの「Flash」プラグインの最新版を利用していると、Mozillaは公式ブログに書いている。

 筆者が上記5種類のブラウザで試したところ、結果はどれも同様だった。いくつかのプラグインは最新状態だが、アップデートが必要なプラグインも1〜2個あった。しかし、検出ができず、自分で調べる必要があるとされたプラグインも数個あった。

 Mozillaのプラグインデータベース「Plug-in Directory」がアルファの段階にあり、まだベータ版に達していないことを、Mozillaは公式ブログで認めている。プラグインの新しいバージョンがリリースされ、以前のバージョンを使い続けるのが危険になったときは、ぜひデータベースの更新に協力してほしいと、Mozillaはプラグインの開発者に呼びかけている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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