グーグル、「Google Maps」に「Earth view」を追加--「Google Earth」の3D視点を利用可能に

文:Stephen Shankland(CNET News) 翻訳校正:編集部2010年04月27日 12時00分

 Googleは米国時間4月26日、「Google Earth」ソフトウェアの3D視点をウェブブラウザでも利用可能にする「Earth view」という機能を「Google Maps」に追加した。

 Earth viewは、Googleが2008年に公開したGoogle Earthのブラウザプラグインをインストールすることで利用可能になる。Earth viewでは、ユーザーはGoogle Earthのフライスルーインターフェースを使って、世界の輪郭を確認できるようになる。それを最も劇的に体験できるのは峡谷と山だ。

 マウスをさっと動かして画面を上下左右に移動させる、マウスホイールで画面の拡大や縮小を実行する、Ctrlキーを押しながらのドラッグ操作によって視点を真上から斜め方向へ傾ける、といった操作が可能である。Googleは同社の公式ブログでEarth viewを発表した。

 GoogleのプロダクトマネージャーであるPeter Birch氏はLat-Longブログで、Earth viewのことを次のように説明している。「Google Earthをそれほど利用していない人は、Earth viewがGoogle Mapsで既に利用可能な航空写真とどう違うのか不思議に思われるかもしれない。まず第一に、Earth viewは本物の3D視点を提供するため、ユーザーは山の全貌や3Dビルディング、本人視点での海中へのダイビングを体験することができる」(Birch氏)

 筆者はEarth viewの今後の方向性について、次のように予測している。Googleは最終的に世界全体を没入型の3D空間として再現し、ユーザーはその中を探検できるようになるだろう。この仮想世界がどれほど完全で、最新情報を反映したものになるのかはまだわからない。しかし、Googleは店舗内の写真撮影にまで着手している。

サンフランシスコ サンフランシスコ
提供:Stephen Shankland/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]