Googleは米国時間4月26日、「Google Earth」ソフトウェアの3D視点をウェブブラウザでも利用可能にする「Earth view」という機能を「Google Maps」に追加した。
Earth viewは、Googleが2008年に公開したGoogle Earthのブラウザプラグインをインストールすることで利用可能になる。Earth viewでは、ユーザーはGoogle Earthのフライスルーインターフェースを使って、世界の輪郭を確認できるようになる。それを最も劇的に体験できるのは峡谷と山だ。
マウスをさっと動かして画面を上下左右に移動させる、マウスホイールで画面の拡大や縮小を実行する、Ctrlキーを押しながらのドラッグ操作によって視点を真上から斜め方向へ傾ける、といった操作が可能である。Googleは同社の公式ブログでEarth viewを発表した。
GoogleのプロダクトマネージャーであるPeter Birch氏はLat-Longブログで、Earth viewのことを次のように説明している。「Google Earthをそれほど利用していない人は、Earth viewがGoogle Mapsで既に利用可能な航空写真とどう違うのか不思議に思われるかもしれない。まず第一に、Earth viewは本物の3D視点を提供するため、ユーザーは山の全貌や3Dビルディング、本人視点での海中へのダイビングを体験することができる」(Birch氏)
筆者はEarth viewの今後の方向性について、次のように予測している。Googleは最終的に世界全体を没入型の3D空間として再現し、ユーザーはその中を探検できるようになるだろう。この仮想世界がどれほど完全で、最新情報を反映したものになるのかはまだわからない。しかし、Googleは店舗内の写真撮影にまで着手している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス