ヨドバシカメラは4月23日、ネット販売サイト「ヨドバシ・ドット・コム」とテレフォンショッピングの「もしもしヨドバシ」で、アップル製品の販売を終了すると発表した。なお、店舗での販売は継続する。
ヨドバシカメラによれば「iPod、MacBook、iMac、関連アクセサリを含む、全てのアップル製品の販売を終了しなければならない状況になった」としており、さらにこれは「アップル社の意向によるもの」と記している。
ヨドバシ・ドット・コムで注文した商品をヨドバシカメラの店舗で受け取れる「店舗受取りサービス」と商品ページからの在庫が確認できる「店舗在庫照会サービス」は引き続き利用できる。
なお、「ネットに記した以上のことはノーコメント」(ヨドバシカメラ広報)としている。
アップル製品のネット販売は、ヨドバシカメラのみならず、ビックカメラやヤマダ電機などの多くの大手量販店が同様に終了している。ビックカメラも同様に経緯に関して「コメントできない」としているが、「店頭で引き渡しもできるので、そんなに影響がでるものではないと思っている」(ビックカメラ広報)と強気の姿勢を見せる。
大手量販店のみならず、楽天でアップル製品を販売していた「秋葉原 Mac Collection」や「kitcut」といったMac専門ショップも同様に、購入できなくなっている(ただし、kitcutでは4月26日現在、自社サイトにて販売を継続中だ)。このほかにも楽天では複数のショップで商品を「在庫なし」としているところや「取り扱いを終了しました」との表記が見られ、店舗を持たずネットショップのみで販売していたショップにとっては、死活問題と言えそうだ。
ネット販売が軒並み終了する一方で、当然ながらアップルによるオンラインの「Apple Store」では販売を継続。このほかに外資系のAmazon.comではこれまでどおり販売している。
なお、アップルは4月26日現在、これについて正式な発表はしておらず、広報不在としてコメントがとれない状況にある。
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