キヤノンは3月16日、gTLDの新登録制度に基づき、トップレベルドメイン名「.canon」を取得するための活動を開始すると発表した。「canon.com」など既存のドメイン名に比べ、より直感的に理解、記憶されることから、世界的に有効なコミュニケーション手段になると考えたという。
gTLDは、非営利団体「Internet Corporation for Assigned Names and Numbers(ICANN)」が審査、管理している。これまでは「.com」など限られたトップドメインのみだったが、2008年6月のICANN国際会議においてgTLDの命名規則の自由度を広げる改訂案が承認され、企業名やブランド名、地名などがgTLDとして認められるようになる見込みだ。日本でも、「.日本」を推進する民間団体の日本インターネットドメイン名協議会などが設立されている。
新gTLDの登録申請は早ければ2010年内にも開始される見通しであることから、キヤノンでは新制度の導入開始とともに「.canon」の取得に必要な手続きを開始することを決めた。新gTLDの認可は2011年後半以降となる見込みという。
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