Omniture Online Marketing Suite 2.0では、Omniture SearchCenterとOmniture SiteCatalystがFacebookと強力に連携し、Facebook内のページやアプリケーションにおけるマーケティング活動を分析、最適化したり、Omniture SearchCenterを使ってFacebookに広告を直接出稿したりできるようになった。
さらにディスプレイ広告の最適化も強化され、広告主はOmniture SiteCatalystで取得した顧客セグメントデータを使用し、セグメントごとに広告掲載をカスタマイズ可能になった。またOmniture Test&Targetを使えば、A/Bテストや多変量テストによってリアルタイムに広告を最適化できる。
Omniture Summit 2010の基調講演にはFacebookの事業開発担当バイスプレジデントのDan Rose氏がゲストで参加した。
Facebookの月間アクティブユーザーはPC版が4億人、モバイル版が1億人で、合わせて5億人にものぼるという。Nielsenの調査によれば、2010年2月の月間滞在時間はYahoo!(2時間28分)、Google(2時間5分)を大きく上回る7時間1分だった。ユーザーの年齢層は18歳〜24歳が31%、25歳から34歳が28%、35歳以上が27%と多様化してきている。とくに35歳以上のユーザーが増加傾向にあるそうだ。
Facebookでは企業のブランドも個別のページやアプリケーションを持ち、ユーザーとコミュニケーションをとれる。Dan Rose氏はSTARBUCKS COFFEEやvitamin water、adidas Originalsなどの事例を紹介し、Facebookがマーケティングプラットフォームとなっている現状について解説した。
Omniture Summit 2010では、FacebookやTwitterをはじめとしたソーシャルメディアにおけるマーケティング事例を研究するセッションが多数設けられていた。
Josh James氏は、「ソーシャルメディアを利用することで自社の優位性や自社ブランドの評判がわかるようになる。さらに顧客と双方向のやりとりをし、理解し合える方法だ」と語り、マーケッターにとって今後の重要課題であると訴えた。
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