音楽編集もクラウドで--ヤマハ、「クラウド型VST」を公開

永井美智子(編集部)2010年03月02日 16時53分

 ヤマハは3月1日、ネットワーク上のサーバを利用して、音源にエフェクトなどをかけられる「クラウド型VST」を公開した。SaaS提供会社のビープラッツを通じて販売する。

 VSTはVirtual Studio Technologyの頭文字を取ったもので、ヤマハの子会社になっている独Steinberg(スタインバーグ)が提唱したソフトウェアのプラグイン規格。ソフトウェアシンセサイザーやエフェクターなどが利用できる。これまではPCなどにインストールする必要があったが、クラウド型VSTはインターネットを通じて利用できるため、スマートフォンやネットブックなどでも利用できるという。

 また、さまざまなVSTプラグインソフトの中から、気に入ったものだけを選んで、短い期間だけ使うといった利用方法も可能になるという。PCソフトと同じ使い勝手を実現したとのことだ。

 ビープラッツはクラウド型VSTのシステムを提供する。具体的な価格や提供時期については明らかにしていない。

  • クラウド型VSTのデモの構成要素

  • クラウド型VSTのデモをした様子。インターネット経由でデータを処理しているが、PCソフトと同じ感覚で使える

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