タワーレコードと子会社のナップスタージャパンは、音楽配信などを手がける「ナップスタージャパン」の全サービスを5月31日に終了すると発表した。
今回のサービス終了は、ナップスタージャパンのライセンサーである米Napstarが、米国と欧州市場でDRMフリーへのプラットフォーム移行を進めていることを受けてのもの。日本市場で楽曲の許諾とシステム運用などを対応するには大規模な支出が必要で、今後現行のサービス提供を継続することは困難と判断したため、としている。
ナップスタージャパンは、2005年10月にタワーレコードと米Napsterが業務提携し設立。毎月一定の料金を支払うことで楽曲を無制限にダウンロードできる定額制の音楽配信事業を続けていた。
今回のサービス終了を受け、PC向けサービスのウェブサイト上とアプリケーション上、ならびに携帯電話向けサービスの各サイト上で告知をしている。また、サービス終了後もナップスタージャパンまたはタワーレコードのカスタマーサービスで、問合せなどの対応を継続する予定だ。
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