これが、DoubleClickを買収するにあたりGoogleが考えていたことだ。
Googleは米国時間2月22日、新名称によるディスプレイ広告配信技術を公開した。「Google Ad Manager」とDoubleClickの「DART for Publishers」を統合した広告管理ソフトウェア「DoubleClick for Publishers(DFP)」だ。DFPは、再設計されたユーザーインターフェース、「DoubleClick Ad Exchange」へのリンク、および企業開発者がDFP上のアプリケーションを構築するためのAPIを備える。
狙いは、「Ads By Google」を運用するサイト管理者らに、顧客の広告を表示する場所を制御するための、より良い方法を提供することだ。検索広告における同様の取り組みはGoogleに多額の利益をもたらしており、同社はDFPにより、テキスト広告と同程度の精度と分析ツールをディスプレイ広告主らに提供できると考えている。
Googleが2008年に31億ドルをかけてDoubleClickを買収した理由はこの点にある。2009年には、余っている広告枠を持つ売り手と格安スペースを探している買い手を引き合わせる「DoubleClick Ad Exchange」を刷新して公開した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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