Googleは米国時間1月29日、Windows版とMac版「Google Chrome」の開発者向けビルドをバージョン5にアップデートした。Chromeがバージョン5というマイルストーンに到達したのは、今回が初めてである。Googleは1月中にバージョン5を一般向けに公開すると見られていた。
このビルドでは、Googleが新たに発生するバグを全て修正するまで、ユーザーは問題に遭遇する可能性がある。これは開発者向けビルドなので、こうした問題の影響を受けるユーザーはそれほど多くないだろう。
バージョン番号のアップデートに伴い、いくつかのバグフィックスと新機能も追加されている。「Options」メニューには、クッキーや画像、JavaScript、プラグイン、ポップアップを細かく設定できる「Content Settings」ウィンドウが新たに追加された。ほとんどの場合、ユーザーはこれらの設定を変更することにより、サイトがそれらのツールを使うのをブロックできる。クッキーについても、より細かな設定が可能になっている。そして、現時点では機能しないリンクは、ユーザーが近い将来、Adobeの「Flash」プレーヤーのストレージ設定をカスタマイズできるようになる見込みであることをほのめかしている。
ほかにも、Windows版では、保存先がデスクトップに設定されている場合以外は、ダウンロードしたファイルをデフォルトの「downloads」フォルダへ保存するようになった。Mac版では、プラグインの安定性向上やクッキーマネージャの検索フィールドなど、さらに多くの改善点が追加されているが、Content Settingsウィンドウは搭載されていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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