Googleは、先にオンラインアルバム「Picasa Web Albums」に搭載した新機能を、今度は同社の無償のWindows(XP、Vista、Windows 7)向けデスクトップ写真管理アプリケーションである「Picasa」に組み込んだ。
Googleが今回提供しているのは、コラボレーションウェブアルバムである。ユーザーは2009年8月以降、友人に自分のPicasa Web Albumに写真をアップロードしてもらったり、友人のPicasa Web Albumに自分の写真をアップロードしたりすることができた。ウェブではまず、アルバムを既に共有している友人の名前の横にある小さなアイコンにより、その操作を許可する。すると友人は、ユーザーに写真を送付することなく、直ちにオンラインアルバムに自分の写真を追加することができるようになる。アルバムの中の写真を編集することも可能だ。家族が集まった記念のアルバムを作成するなど、1つのプロジェクトに対して複数のユーザーが共同で作業する場合に便利だろうことが容易に想像できる。
そして、Googleは米国時間12月8日、このアルバム構築ツールをPicasaのアップロードプロセスに組み込んだ。「Picasa 3.6」からPicasa Web Albumへと写真をアップロードするときに、写真を共同で編集するためにアルバムを共有する人々に対し、許可を与えることができる。アップロードする写真を選択したら、それを共有するグループを選択してそのボックスをチェックすると、そのグループのユーザーはアルバムを編集できるようになる。デスクトップ向けPicasaでアルバムの中の「Share」ボタンをクリックし、それらのユーザーの個々の電子メールアドレスを入力することもできる。アップロードプロセスの一環としてデスクトップで協調作業の許可を与える利点は、オンラインでPicasaにログインすることなく、共有済みのアルバムや写真に対する許可を与えることができるという点である。
同様に、他人からその人のアルバムを編集してもよいという許可を与えられている場合は、Picasa 3.6からその人のアルバムへと直接写真をアップロードすることができる。
またPicasa 3.6では、アプリケーションの名前にタグ付けする機能で「People」タブに入力する名前に対し、候補を提案することもできるようになった。これにより、写真コレクション全体に対し、写真の中の1人1人に名前を付ける作業が迅速になる。「Tools」メニューにおいてどの写真をスキャンするかという制御も強化されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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