市場調査会社のComScoreは米国時間11月25日、10月のオンライン動画視聴に関する統計結果を発表した。サイト別ランキングの上位に意外な結果はなかったが、今回の調査結果はユーザーのオンライン動画視聴の実態について興味深い洞察を提供するものだった。
ComScoreによれば、米国の1億6700万人以上のウェブユーザーが10月にオンライン動画を視聴し、動画の総数は280億本だったという。2位以下を大きく引き離した首位のGoogleは、米国人がオンラインで視聴した全ての動画の何と38%を提供した。そして、それらの動画の99%は「YouTube」で視聴されていた。
首位に大きく水をあけられた2位「Hulu」は、市場の3.1%に相当する8億5600万本の動画を提供し、月間視聴本数の新記録を樹立した。3位のMicrosoftは同社サイト上で4億5100万本の動画を提供し、1.6%の市場シェアを獲得した。
ComScoreは、10月に動画コンテンツを消費した視聴者の総数も調査した。同社の調査結果によると、視聴者は10月に平均167本の動画を視聴したという。Googleサイト群は1億2600万人のユニーク視聴者を獲得した。ユニーク視聴者数でGoogleに次ぐ2位につけたFox Interactive Mediaは、5300万人を獲得した。Yahooサイト群のユニーク視聴者数は5000万人だった。Huluはユニーク視聴者数ではトップ3に入らなかったが、同サイトの視聴者は10月に平均20.1本の動画を視聴した。これは、Huluのこれまでの最高記録である。
ComScoreの今回の調査では、ほかにもいくつか興味深いことが分かった。ComScoreによると、米国の全ウェブユーザーの84.4%がオンライン動画を視聴したという。視聴者の10月における平均動画視聴時間は10.8時間だった。オンライン動画は平均で3.9分の長さしかないことを考慮すると、これはとりわけ驚くべき結果である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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