Mozillaが、コンピュータやデバイス間で「Firefox」を同期する独自開発ツール「Mozilla Weave 1.0」のベータ1版をリリースした。インクリメンタルな同期機能を搭載し、より効率的で控えめな使い勝手になっており、これまでのバージョンよりはるかに洗練された外観と使用性が実現されている。
アドオンの設定画面にアクセスする「about:weave」を廃止し、初めて同期する際でもFirefoxの設定画面とよりうまく統合されている。また、変更が検出された場合の自動オンデマンド同期が追加され、履歴をより包括的に同期することができるようになっている。ベータ1版では、前バージョン「Weave v0.8」が抱えていた「「Fennec 1.0」ベータ5版を介した接続時の問題も修正されている。
しかし、Weaveにはまだ多くの問題が残っている。例えば、Firefoxで最もよく使用されるアドオンの1つである「AdBlock Plus」など、多くのアドオンと競合する。新しいインクリメンタル同期では、転送時にもブラウザを使用することができるようにデータをある程度まとまった量で転送し、また「interestingness」に基づいて最初の同期を優先度付けする。これにより、一番よく使用するデータを最初に同期するが、データ量によっては最初の同期に何時間もかかってしまう可能性がある。Weaveは、Windows、Mac、Linuxのユーザー向けに提供されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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