インターネットアンケートサービス「gooリサーチ」を共同で提供するNTTレゾナントと三菱総合研究所は11月12日、第7回となる「小学生のインターネット利用に関する調査」の結果を発表した。
調査によれば、インターネットを利用する小学生の割合は、小学校1年生の47.4%をはじめとして、学年が上がるごとに増加し、小学校6年生では88%となることがわかった。
インターネットを利用し始めた時期は、トップが小学校1年生で21.6%、次いで小学校3年生が19.6%、小学校4年生が16.6%という結果になった。
インターネットの利用目的は、「ゲーム」(63.7%)がトップで、続いて「勉強や宿題のための検索」(53.9%)、「趣味・娯楽に関する検索」(53.3%)と、前回調査と同様に明確な目的がある利用が半数を占めることがわかった。
メールやチャットやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)などのコミュニティーサービスを利用する小学生は、前回調査より数パーセント微増したものの、1割には達しなかった。
コミュニティーサービスを利用する際の相手は、「インターネットで知り合った同年代の友達」が25.4%、「インターネットで知り合った大人」が8.6%だった。
「情報モラル」という言葉の認知を調べたところ、「知っており、どんな内容かも知っている」と回答した保護者は18.6%と2割弱だった。小学生にインターネットや「情報モラル教育」を行うのは誰が適当か、という問いに対しては「おもに家庭で親が教える」が前回調査の75.1%から63.1%と減少し、「おもに学校で教師が教える」が前回調査13.5%から28%と倍増する結果となった。
同調査は、2002年7月に第1回調査を実施し、2004年5月の第2回調査以降、毎年実施されている。今回は9月17日から9月29日にかけて小学生向けポータルサイト「キッズgoo」で、小学生の子どもを持つ保護者を対象にインターネットアンケートで実施された。有効回答数は7657名。
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