Googleは米国時間11月10日、ユーザーがインフルエンザワクチンの在庫状況を簡単に確認できるようにする「Google Maps」の新機能を発表した。
Googleによると、ユーザーはGoogle Mapsのインフルエンザ予防接種に関する新しいページにアクセスし、自分の住んでいる地域にワクチンの在庫があるかどうか確認できるようになったという。Googleはブログ投稿で、同社は「インフルエンザワクチン在庫確認機能に関して、米保健福祉省(DHHS)、同省のFlu.gov協力者、米肺協会」と提携したと述べている。
このインフルエンザワクチンの在庫状況に関するページでは、ユーザーはZIPコードまたは町名を入力して、その地域で在庫のあるワクチンをすべて見つけることができる。このツールはFlu.gov、米肺協会のサイトでも公開される予定となっている。
たしかにこの機能は便利であるかもしれないが、Googleはブログ投稿で、まだ多くの地域からインフルエンザ予防接種に関する情報を受け取っていないことを即座に忠告した。さらに、ユーザーが検索を行う地域によっては、インフルエンザワクチンの在庫を切らしているクリニックがいくつか見つかるかもしれない、ということも言及されている。Googleによれば、現時点では同サービスの一部には有用なコンテンツが含まれていないかもしれないが、同社は「ワクチンの在庫がある地域に関する情報を配信し、さらにより多くのワクチン供給業者にこのプロジェクトのことを知ってもらい、彼らが貢献できるようにするのを支援」する適切な時期であると考えているという。
Googleは現在、より多くのワクチン情報提供地域をGoogle Mapsに追加すべく、米疾病対策予防センターや、州および地方の保健機関、そのほかの組織と協力している。Googleはこれまでのところ、「20の州から直接、インフルエンザワクチンに関する地域データ」を受け取っており、「データを提供する州は現在も増えている」という。対象地域の拡大を目指す同社はさらに、50州についてより多くのワクチン在庫情報を追加するため、WalgreensやCVSといったドラッグストアチェーンとも協力している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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