動画編集ソフト「LoiLoScope」などを提供するLoiLoは9月30日、Windows 7のマルチタッチ操作に対応した新しい動画編集ソフト「LoiLoTouch(ロイロタッチ)」を発表した。発売は10月22日から。
LoiLoは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の未踏ソフトウェア創造事業で「天才プログラマー/スーパークリエータ」認定を受けた杉山竜太郎氏と、バンダイナムコゲームスで経験を積んだグラフィックソフト開発者の杉山浩二氏の杉山兄弟を中心にしたベンチャー企業だ。
同社が2008年に公開したLoiLoScopeは、無限に広がる平面のインターフェース上に動画ファイルや音声ファイルを取り込み、サムネイル表示されたファイルをタイムライン上に配置していくだけで編集ができるというソフトウェアだ。
今回発表したLoiLoTouchは、LoiLoScopeに機能を追加し、Windows 7のマルチタッチ操作に対応した製品。インターフェース上でファイルを触って動画や音楽を再生したり、投げるようにスライドすることでファイルをまとめて整理するなど、タッチ操作でファイルの選択から動画編集までを実行できる。また、動画には手書きで文字やエフェクトを追加可能。さらに、2本指の操作でインターフェースの拡大、縮小、回転などもできる。
編集した動画はYouTubeへ直接アップロードしたり、iPodやPSP(プレイステーションポータブル)向けのフォーマットで出力したりできる。またGPUを利用した映像処理により、フルHD画質の動画でも軽快な再生や編集ができるだけでなく、NVIDIA CUDA エンコーダを使用することで、CPUでの処理に比べて約10倍の速度で動画を書き出せる。
製品の価格はジャングルから発売するパッケージ版が1万7640円、ダウンロード版が1万1800円となる。
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