Microsoftが、飢えに苦しむ人々への食糧寄付を約束することで、「Internet Explorer 8(IE8)」のダウンロードを促すプロモーションの実施期間を延長する。
「Browser for the Better」と名付けられたこの取り組みは、6月に開始された。Microsoftのこの計画の下、同プログラムのウェブサイトからダウンロードが行われるたびに、1.15ドル分の食糧を寄付していた(上限は100万ドル)。
同プログラムは、8月上旬に終了する予定だった。しかし、Microsoftはサイトを閉鎖せず、先週、プロモーションを9月の終わりまで延長することを正式に発表した。
Microsoftは、プロモーション開始後のダウンロード件数を明らかにしなかったが、プロモーション用ウェブサイトでは実施期間の延長が反映されており、以前と同様に、Microsoftは最大で100万ドルを寄付すると述べている。
期間延長に加え、Microsoftは同プログラムにもう1つ変更を加えている。それは、「IE6」からIE8に移行するユーザーの場合は、ダウンロード1件当たりの寄付金額を2倍(2.30ドル)にするというものだ。Microsoftは、より多くのユーザーにIE6から最新バージョンに移行するよう説得したいと述べているが、それでも、何年も前のブラウザであるIE6を使い続けることを選択するユーザーのために、サポートを続けなければならない。
Net Applicationsによれば、世界ブラウザ市場におけるIE6のシェアは27%だという。IE7は23%、IE8は12%強である。さまざまなバージョンの「Firefox」は同市場で22%のシェアを獲得しており、Appleの「Safari」は4%の市場シェアを保持している。
Browser for the Better活動は、MicrosoftがIE8の導入を促すために行っている多くの方策の1つにすぎない。Microsoftは、ロックバンドのNicklebackとの共同プロモーション、さらには同社の自動アップデートメカニズムを通してIE8をプッシュするという退屈だが効果的な方策も実施している。
Firefoxは6月、同ブラウザの最新バージョンとなる「Firefox 3.5」をリリースした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力