Wikipediaを運営する非営利団体Wikimedia Foundationは、William and Flora Hewlett Foundationから50万ドルの寄付を受けた。これにより、教育的価値のある情報を無料でアクセス可能にするという同団体の取り組みを拡大する。
Hewlettの教育プログラム担当ディレクターであるBarbara Chow氏は声明の中で「Wikipediaは絶大な人気を誇っているうえに、共同作業によって成り立っているので、Wikimedia Foundationは開かれた教育リソースという運動を理想的な形で推進している」と述べている。
Wikimediaの関係者によると、今回の寄付は、オンライン百科事典を運営する同財団にとって「極めて重要な時期」に提供されたという。
「われわれは、世界中で自らの影響を最大化する方法を探る計画に、ちょうど着手したところだった」とWikimedia FoundationのエグゼクティブディレクターSue Gardner氏は声明の中で述べた。「この支援のおかげで、われわれは2009年における優先事項を実行し、将来に向けた計画を立てることができるだろう」(Gardner氏)
サンフランシスコに拠点を置くWikimediaによると、同財団はこの寄付金を使って、Wikimediaのソフトウェアの使いやすさの向上や、新しいボランティア編集者に参加してもらうためのトレーニング教材の開発、同財団の影響を追跡する測定基準の策定などを行う計画だという。
Hewlett Foundationは、すべての人が無料で教材を利用できるようにするという目的のために、2001年から1億ドル以上の寄付を行っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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