つぶやき(tweet)は、Twitterによって広く普及した単語だ。しかし、だからといって、Twitterがその単語を商標登録できるわけではない。
ブロガーのSam Johnson氏が発見した米国特許商標庁(USPTO)の文書によると、Twitterによるtweetの商標登録申請は、予備審査の段階で却下されたという。
Twitterは初め、米国時間4月16日に商標登録の申請書を提出した。その申請書の中で、Twitterは同社の関連会社を通してtweetを使いたいこと、そして、商業目的、または特定の商品およびサービスと関連して、同商標をライセンス供与したいことを述べていた。それは、審査終了後、Twitterがtweetを同社の登録商標の1つとして利用することを可能にする、標準的な申請書のように思えた。
しかし、USPTOはTwitterの申請書を審査して、承認待ちの申請リストを調べた後、すでに3つの企業がtweetという単語を含む商標登録の申請をしていることに気付いた。簡単に言うと、それらの商標は、Twitterが欲している商標にあまりにも似すぎていたのだ。
USPTOは、Twitterへの却下通知書に、これら3社(TweetMarksとCotweet、Tweetphoto)から送付された申請書を添付した。7月1日付のその通知書の中で、USPTOは、それらの商標登録申請書はどれもTwitterの申請よりも前に提出されたと説明した。
「以前に提出された承認待ちの申請書に含まれている商標のために、Twitterの商標を登録するのは困難かもしれない」、とUSPTOは書いている。
さらに、Twitterによるtweetの商標は、「双方の商標間で混乱を招くおそれがあるため、Trademark Act Section 2(d)によって、登録を拒否される可能性がある」という。以前に提出された3つの申請はまだ承認待ちであるため、Twitterの登録が拒否されるとは確実に言うことはできない。
Twitterにコメントを求めたが、すぐには回答を得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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