Googleは、同社の画像検索ツール上の画像をユーザーが不正に再使用したり別の目的で使用したりするのを防ぐため、ユーザーが使用権によって検索結果をフィルタリングできるようにする新オプションを追加した。これにより、ユーザーは個人利用や商業利用、修正を加えた上での利用、修正を加えた上での商業利用などが可能かどうかによって、画像をフィルタリングできるようになった。
Googleは、Creative CommonsやGNU Free Documentationライセンス、パブリックドメインになっているアイテムなど、多様なライセンシング方法を盛り込んでいる。しかし、さまざまな画像の権利を明らかにするGoogleのシステムは、完全ではない。そのため、Googleは画像の再発行や再加工に関心のあるユーザーに対し、(可能であれば)そのコンテンツの所有者にまず確認をとることを推奨している。
ライセンスフィルタリングのサポートによって、長期的には、Googleの画像インデックスの規模が今よりも遙かに大きくなる可能性が高い。ほかのユーザーが自分の画像を簡単に再使用するのを防ぐためにインデックス化をブロックしていたコンテンツ所有者の中からも、考えを改める人が出てくるかもしれない。たとえGoogleが画像のメタデータを基にフィルタリングを行っているだけだとしても、これらの新しいフィルタの追加によって、少なくともいくばくかの配慮と制御を得ることができるからだ。
フィルタの追加は、Googleがユーザーコンテンツの権利について、以前より真剣に考えていることも示している。ただし、現時点では、フィルタリング機能は検索オプションに隠されているうえ、ユーザーが新規検索を開始する際、フィルタは無効になっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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