Googleが、同社の企業向けアプリケーションスイートにグローバルアドレスリスト機能を追加するとともに、利用企業が社内でテンプレートを共有できるようにした。
Googleは米国時間7月1日、「Premier Edition of Google Apps」への機能強化を発表した。グローバルアドレスリスト機能が、ユーザープロファイル用APIの公開という形で追加された。
ソフトウェアエンジニアのValerie Blechar氏は、Google Enterpriseブログへの投稿で、ユーザープロファイルAPIを、Googleが2008年12月に公開した共有連絡先APIと組み合わせれば、IT管理者は「最新かつ詳細なグローバルアドレスリストを『Google Apps』で保持できるようになる」と書いた。
Google Apps全体の連絡先インターフェースにも変更が加えられ、社員はグローバルアドレスリストを通して同僚を見つけられるようになった。これまでは、例えば、個々のユーザーが追加したり、過去に電子メールを送信したりした連絡先のみが、「Gmail」に表示されていた。
ドキュメントやプレゼンテーション、フォーム、スプレッドシートのテンプレートは、これまでも広い範囲では共有することが可能だった。しかし、Googleは1日、Google AppsのPremier Editionおよび「Education Edition」のユーザーを対象に、組織内でそうしたテンプレートを共有できる機能を追加した。これにより、共有範囲を組織のドメイン内に限定することができる。
テンプレートを組織内で共有するように設定すると、内部の人間はそのテンプレートのプレビューや使用、評価などを行えるようになる。
Microsoftなどからの顧客の奪取を狙うGoogleは、ここ数カ月、頻繁にGoogle Appsのアップデートを実施している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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