1カ月ほど前にリアルタイム検索に真剣に取り組んでいると述べたGoogleは、マイクロブログ検索ツールの準備を整えているようだ。
グーグルの動向を追跡する非公式ブログのGoogle Operating Systemには、Google In Your Languageサイトを見てみると、このような機能が準備中であることがうかがえると記されている。同サイトでは、Googleのウェブサイトを各種言語に翻訳してくれる英語以外の言語を使用するユーザーを募集している。翻訳対象の言語の1つとして「Hacker」があり、Googleがハッカー用語を使用するコミュニティーに対して翻訳を求めているフレーズの1つに、「Recent updates about QUERY(クエリに関する最近の更新内容)」がある。そして、「これはMicroBlogsearch Universal検索結果のグループヘッダテキストである」と説明されている。
Twitterのようなサービスの急増に伴い、Googleはそれらへの対応を予定しているか、あるいは少なくともTweets用の検索アルゴリズムを開発するのかという質問を何度も浴びている。リアルタイムコミュニケーションについては「Google Wave」がいつの日か対応するのかもしれないが、Googleは検索機能を中心に生計を立てているため、Twitter Searchによって提供されているようなスポット的な検索を考えると、マイクロブログ検索を開拓する機会が確かに存在することがわかる。
Google検索の新機能を統括するMarissa Mayer氏は、2009年5月のGoogleの株主総会において開催されたラウンドテーブルミーティングでのTwitterに関する質問に対し、同社の検索機能としてマイクロブログ検索を追加する方法を模索中であると述べた。「MicroBlogsearch Universal」という名称は、Googleが単に検索結果ページの左側の「検索ツールを表示」カラムにリンクを追加する計画であるだけだということを示唆している可能性がある。「検索ツールを表示」カラムではすでに、時間によって検索結果をフィルタリングする機能が存在し、「最近の結果」や「24時間以内」などを指定することができる。しかしこれらの結果は、あまり詳細なものではなく、個々のTweetsの内容を拾い出すことはできない。
Googleは、この特定のサービスの概念を直接説明することは避けたが、次の声明を発表した。「Googleでは、人々を世界中のすべての情報につなぐために努力している。その情報としては、ニュースサイト、ブログ、リアルタイムソースなど頻繁に更新される情報が含まれる。今日の時点でわれわれが発表できるものはないが、リアルタイム情報は重要であり、Googleをユーザーにとってさらに便利なものとするために、この情報を利用する新しい方法を模索している」(Google声明)
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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