Facebookのブログに投稿された記事によると、同サービスの2億人を超えるユーザーは、米国東部時間6月13日の午前0時以降、自分のプロフィールのURLをカスタマイズできるようになるという。現在、ユーザーのプロフィールのURLは、数字の文字列で表される。少なくとも今のところ、URLの変更は強制的なものではないようだ。
今回の機能追加の狙いは、Facebookプロフィールの検索エンジンでのヒット率を高めて、トラフィックの増加を図り、その過程でFacebook自身に収益機会を与えることだ。自らの「ファンページ」がマーケティングおよび広告戦略の重要な部分であるブランドにとっては、これによって、ユーザーが何度もクリック操作をしなくても、ブランドのページに簡単にアクセスできるようになるというメリットがある。
しかし、注意すべきこともある。「ユーザー名は、慎重に選んだ方がいい。一度決めてしまったユーザー名は、変更も譲渡もできない」と、FacebookのBlaise DiPersia氏の投稿記事には書かれている。「わたしたちは、ユーザー名の悪用や『不法占拠』を防ぐための手段を講じている。そのため、5月31日以降にFacebook Pageに登録、または本日の東部夏時間午後3時以降にユーザープロフィールを作成したユーザーは、すぐにはユーザー名を取得できない可能性がある」(DiPersia氏)
これは重要である。Facebookのユーザー名の変更や譲渡ができないということは、eBayやCraigslistでそれらの名前が大々的に取引される可能性が低いということだ。こうした取引が横行してしまえば、事態の収拾がつかなくなる。
さらに、DiPersia氏は、「わたしたちは今後、Facebookのユーザー名を使用できる機会をさらに増やすつもりだ」と書いた。この発言から推測すると、おそらく、ユーザーは外部サイトでFacebook Connectにログインする際、電子メールアドレスの代わりにFacebookユーザー名を使えるようになるのだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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