アクションロールプレイングゲーム「イース」シリーズなどを開発しているゲーム会社の日本ファルコムは6月5日、同社が販売しているすべての楽曲をユーザーが許諾なく利用できるように公開するとした「ファルコム音楽フリー宣言」を発表した。CMやラジオ、店舗などでのBGMのほか、映像作品中などで楽曲を使えるようにする。
日本ファルコムは同日時点で3453曲を販売しており、これらの楽曲を無料、かつ許諾手続き不要でユーザーが利用できるようにした。ただし、ゲームへの利用や、楽曲そのものを有料で配信する場合などは別途許諾が必要となる。また、楽曲を無加工のままインターネットで公開することは禁じている。なお、同社は音楽著作権管理団体には楽曲の管理を委託していないとのことだ。
利用者は楽曲を利用する際、映像や掲示物などにコピーライトを「楽曲名/アルバム名/Copyright(c) Nihon Falcom Corporation」という形で表記する必要がある。楽曲は同社のCD、もしくは音楽配信サイトなどで購入する。
今回の施策について、日本ファルコムでは「楽曲をゲームミュージックファンだけにとどまらず、今まで以上に多くの人々へ届けたい、という想いを形にする」と説明している。
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