Microsoftは、同社の新検索エンジン「Bing」の動画プレビュー機能(Smart Motion Previews)により、ウェブ閲覧者がアダルトサイトを訪問することなくポルノを見ることが可能になるという批判を受け、Bingの検索フィルターの調整を行った。
Microsoftは米国時間6月4日付のブログ投稿でこの変更を発表し、検索結果内のアダルトコンテンツに対する同社の取り組みについて「業界他社よりも保守的なアプローチだ」と述べた。「Bingでは『porn』などの検索クエリについて、検索者がセーフサーチによる制限をオフにしない限り、検索結果に動画をいっさい表示しない。ただしこれをオフにすれば、Bingサイトにいながらアダルトコンテンツの短い動画をブラウザで見ることが可能になる」
Bingの動画プレビュー機能は、一新された検索エンジンに勢いをつけようと、Microsoftがセールスポイントにしている機能の1つだ。しかし同社は、企業顧客から自社ネットワーク内でもっと強力な検索制限をかけたいという要望が出ていたことを認めている。そこで同社は、企業のネットワーク管理者とホームネットワークを利用する個人ユーザーがBingへの検索クエリに特定の文字列を付加することで、個々のユーザーがどういう設定にしているかに関係なく、検索制限の設定が自動的に最も厳しくなる仕組みを提供している。
Microsoftによると、これは「とりあえずの対策」であって、いずれ最終的な方策を決めるとのことだが、それ以上の詳細は明かされていない。あるMicrosoft関係者は、どのようにすればホームユーザーが前述の機能を自宅のネットワークに実装できるかを詳細に調査していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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