YouTubeは、PCから、エンターテインメントにおいてさらに重要な場所であるテレビへと向かう足がかりを築こうとしているようだ。
Google傘下のビデオサービスであるYouTubeは米国時間6月2日、新しいブラウザ機能である「YouTube XL」を順次利用可能にすることを発表した。
YouTubeは、一部メディア向けに実施したデモにおいて、XLがテレビをノートPC、または、「Xbox 360」やソニーの「PLAYSTATION 3」のようなビデオゲームコンソールに接続したユーザー向けに開発されていることを示した。
では、XLとYouTubeの通常のウェブページとの違いは何か?
XLは、機能をシンプルにしたプレーヤーといえる。スクロールバーやユーザーコメント機能はない。検索フィールドやビデオサムネイル以外にユーザーの誘導を支援する機能もない。YouTube XLは、ウェブ接続されたデバイスやブラウザ上であれば動作するという。
同機能の公開は、オンラインビデオを巡る争いの戦場が今、リビングルームへと移行しつつあることを示している。
同機能の欠点の1つに、YouTubeにある映画や特別なテレビ番組のライブラリを見ることができないということがある。ただし、同社は、ライセンスの問題に取り組んでいると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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